※最終更新日:2022年11月7日。
私は、独身で親と死別。
親戚も遠方で暮らしてるから身の回りの世話を頼めない。
計画入院だったら、事前にある程度準備できるけど、急に倒れて搬送されたらどうしよう…。
家族はいるけど、子どもは小さいし多忙な夫に自分の入院の世話を頼めないな…。
コロナ禍が続き、自分もいつ入院するか分からないと不安になっていませんか?
特に、おひとりさまや、家族がいても身の回りの世話を頼めない方は、洗濯や買い物はどうしようと不安になっている方も多いのでしょうか?
そこで今回は、ひとりで入院生活を送るためのアイデアや便利なサービスをご紹介します。
アラフォーからの入院準備として、気になる方はぜひチェックしてみてください。
入院が決まったら確認しておくこと
まずは、入院が決まったら最低限確認しておくことを挙げておきます。
- 入院費用の支払い方法
クレジットカードや電子マネーは使えるか? - 高額医療費の払い戻し申請方法
※加入している健康保険に申請して「限度額適用認定証」を事前にもらうのがスムーズ - 医療保険の確認(加入者のみ)
- 売店はあるか?
- インターネット接続サービスはあるか?
- 各種レンタルサービスはあるか?
- レンタル料金の確認
- 職場への連絡
入院の手続き~入院生活で必要になってくるので、あらかじめイメージしておくと良いでしょう。
入院中の困りごとを解決する方法
以上の項目を確認したところで、次は入院生活の困りごとを自力でどう解決するかです。
最初に結論から言うと、突然体ひとつで入院することになっても、当座はなんとかなります。
入院中に使うものはほとんどレンタルできたり、院内にコンビニがあったり。
レンタル料金は退院時に精算がほとんどなので、まとまったお金がなくても当座は大丈夫。
※入院時保証金が10万円単位で必要な病院もあります。
なので、独り身で入院したら詰む…ことはないのですが、事前に知っておくと楽になったり、コストを抑えたりすることができます。
40代以降は、「自分がもし入院したら」を仮定して準備しておくとよいですね。
以下で、家族のサポートなしで入院生活を送る手段・アイデアをご紹介しますので、自分だったらこれを選ぼうとイメージしながら読んでみてください。
入院中の困りごと①:必要なものが調達できない
入院生活で困ることと言えば、外出ができないので必要なものを買いに行けないことです。
家族や頼める人がいれば、必要なものを買ってきてもらったり、洗濯を頼んだりできますが、ひとりだと難しいですよね。
でも大丈夫! 以下で解決法をご紹介します。
①レンタルサービスを利用する
入院設備が整っている病院であれば、「入院セット」などと呼ばれるレンタルサービスがある病院が多いです。
これらは、1日300円~500円程度でレンタルできますので、完全に手ぶらで入院することになってしまっても大丈夫です。
いまはコロナ禍だから、レンタルにしてくださいと指定されることも。
②病院の売店で買う
最近の病院は売店がコンビニであることが多く、街中のコンビニと違って入院に必要な物品が充実しています。
(ただし、定価や割高のものが多いです)
筆者が入院したことがある病院は、セブンイレブンやローソン、タリーズコーヒーなどが入っていました。
身体が動けるようであれば、足りなくなったものは自分で売店に買いにいくことができます。
ただし、現在コロナ禍により、病院内であっても外出は禁止されている病院もあります。
③Amazonで買い、院内のコンビニ受け取りにする
Amazonで注文した商品を、院内のコンビニで受け取りにするのも一つの手です。
注文の際に、下記をチェックしてみてください。
- 入院している病院内のコンビニが、「受け取りスポット」として指定できるか。
※Amazon.co.jp が発送する商品が対象。
※ペットボトルのケースなど、重いものなどは対象外のものもある。 - 病院の近くのコンビニで受け取る際は、外出許可が下りるか。
私は病院にコンビニがなかったので、特別にナースステーションで受け取ってもらいました。
頼める家族がいなかったので助かりました…。
Amazonは、ほかのネット通販より送料無料にしやすいし、なんでもそろっているので入院中も便利ですね!
入院中に必要になる買い物リストをまとめています。【保存版】ネット通販で買える入院の持ち物、買い足しグッズリスト
④売店の移動販売
病院によっては、病室前まで移動販売をしていることもあります。
病室の前に移動販売が来てくれたら、売店まで行く必要がないので便利ですね。
移動販売の時間をチェックしておき、買うものリストもまとめておきましょう。
⑤買い物代行のボランティア
買い物を代行していくれるボランティアさんがいる病院もありますので、そうしたサービスがあったらぜひ利用してみましょう。
入院中の困りごと②:洗濯や洗い物ができない
入院に必要なものを調達できたら、日々の入院生活の困りごとです。
毎日出る洗濯物、ちょっとした汚れ物もすぐに溜まってしまい、体調によって洗えなかったりすると大変ですよね。
ケガや病気で入院しているなら、無理していつもと同じようにやろうとせず、レンタルや使い捨てを活用しましょう。
①すべてレンタル・使い捨てでまかない、洗濯しない
上記のレンタルサービスをフル活用する方法です。
一番楽で体の負担も少ないですが、レンタル料金が日額でかかります。
使い捨てできる下記のものは、できれば100円ショップやドラックストアでそろえたいですね。
箱ティッシュは定番ですが、濡れたものを拭くときはペーパータオルのようなしっかりした紙が便利です。
②一部を洗濯して室内干し
下着やミニタオルなど、少量の洗濯物は手洗いして室内干しをします。
病室内は乾燥しているので、室内でも乾きますが、体調や病状によっては自力では厳しいこともあります。
100円ショップのミニ物干しや個包装の洗剤があると便利です。
病院内のコインランドリーで洗濯・乾燥
現在は、新型コロナウイルスの影響でコインランドリーが使用中止という病院が多いようです。
使える場合は、洗濯ネットやジェルボール洗剤があると便利です。
洗濯ネットは、衣類の分類に使ってそのまま洗濯機に入れられるようにすると、時短になります。
割り切って全部使い捨てにすると、今度は物が増えちゃうんだよね~。
入院中の困りごと③:暇つぶしをどうするか?
入院中は、体調や病状にもよりますが、ベッドで過ごす時間が長く時間を持て余してしまいますよね。
体力・気力があるなら暇つぶしツールは必須です。
以下で、入院中の暇つぶしアイデアをご紹介しますので、参考にしてみてください。
①病院内のインターネット環境の確認
病院によっては、インターネット接続環境を提供する病院があります。
スマホやタブレットWi-Fi対応機器があればネットにつなげられますので、事前にチェックしてみてください。
②モバイルWi-Fiを持ち込む
Wi-Fi持ち込み可の病院であれば、事前にモバイルWi-Fiの短期契約をしておくと、スマホやタブレットなどでさまざまな娯楽が楽しめます。
1日単位で使えたり、契約期間の縛りがないサービスを選べば入院中だけネット回線を確保することができますね。
使いたいときだけスポットで使える
ポケットWi-Fi レンタルサービス
\ STAR WiFi /
- 契約期間なし!
- 解約金なし!
- 無制限で使えて、不要になったら返却できる!
- ソフトバンク回線使用
- 届いたらすぐに使える♪
電子書籍・動画配信サービスは初月無料が多いので、いろいろ試してみるのも良いでしょう。
③備え付けのテレビテレビ以外でテレビを観るには?
病室備え付けのテレビを観るには、テレビカードの購入が必要です。
テレビカード料金の一例を挙げると、1枚1,000円(税込)で、1200度数になります。
1時間50円、1枚で20時間視聴できるけど、入院日数が増えていくと結構な出費になるな~。
以下で備え付けのテレビ以外でテレビを観る方法3つをご紹介します。
ポータブルワンセグテレビ
ラジオも聴けて、手回し充電にも対応するタイプなら、退院後に防災グッズとしても使えます。
TVer(ティーバー)で観る
私は「TVer(ティーバー)」のアプリでテレビを観てた!
- 日本テレビ
- テレビ朝日
- TBS
- テレビ東京
- フジテレビ
の見逃し番組が無料で観れて便利!
ポータブルDVDプレーヤーで観る
私は、子ども用のポータブルDVDプレーヤーで
地デジが観れたから持って行ったよ!
経済面、精神面、退院後の不安
信頼できる誰かに頼れない入院生活は、病院とのやり取りもすべてひとりで行わなければならないので、正確な情報や使えそうなサービスを頭に入れておくことも大切です。
たとえば、2019年に厚生労働省が医療機関に出した下記ガイドラインでは、身元保証人がいなくても入院や手術ができることが明記されています。
- 身寄りがない人の入院及び医療に係る意思決定が困難な人への支援に関するガイドライン(外部サイト)https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/miyorinonaihitohenotaiou.html
①病院内の医療ソーシャルワーカー(MSW)に相談する
入院設備がある病院には、医療機関の福祉職である医療ソーシャルワーカー(MSW)と呼ばれる相談員がいることがあります。
入院中の相談はもちろん、退院後の生活の調整についても福祉職として相談に乗ってくれますので、ぜひ利用してみましょう。
②身元保証サービスを契約しておく
高齢者向けのサービスですが、終活の一環として身元保証人の代行サービスを行っている会社もあります。
- イオン 身元保証(外部サイト)
https://www.aeonlife.jp/totalsupport/surety/
③病院内の付き添い派遣(家政婦)
家事代行サービスのなかには、入退院の付き添い派遣サービスを提供している会社があります。
たとえば、以下のサービスを組み合わせて頼めます。
定期利用・スポット利用が可能で時間料金制がほとんどですが、料金が高いのがネックですね。
また、女性スタッフによる便利屋のなかにも病院同行や手術付き添いをしてくれるサービスがあります。
便利屋は、出張費+基本料金がかかるところが多いので、こちらもたびたび頼むとなると料金がネックです。
「入退院 付き添い」「入院 サポート」+お住まいの地域名と検索すると、該当サービスが出てくるので、ピックアップしておくといいかも。
家の中を整理して、見える化しておく
上記のさまざまサービスを使うとすると、家の中に第三者が入って家事をしてもらうことになります。
入院や長期療養に備えて、普段から私物を整理して不要なものは処分し、必要なものは第三者が見ても一目で分かる収納にしておきましょう。
一人暮らしの女性漫画家さんの闘病エッセイ漫画です。
シカに擬態した作者さんが、とにかく可愛らしくコミカル。
読者を怖がらせないように淡々と軽妙に描きながらも、シカの動きや表情を見ると当時のつらさや痛みが伝わってきます。
入院生活のノウハウだけでなく、病気を告知されてから受け入れ、立ち上がるまでの患者さんの心の流れが良く分かります。
また、大きな手術をしたあとの身体がどう変化するのか、どんなふうに生活に支障が出るのかも参考になります。
一読の価値ありです!
まとめ:おひとりさまをサポートするサービスは結構ある
今回は、おひとりさまの入退院のサポートや、入院生活をサポートなしで乗り切るアイデアをご紹介しました。
現在は、身寄りのないおひとりさまは特別なケースではなく、おひとりさまをや頼れる人がいない人が便利に使えるサービスが増えてきました。
しかしながら、事前にこれらの情報を知っていないと、突然の入院の負担度が一気に大きくなってしまいます。
ぜひ元気なうちから、自分がもし急に入院するとしたらどう動こうかなとイメージしておきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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