
夫と話すたびに喧嘩になる(怒)

嫁は口を開けば文句ばかり…。
もう顔も見たくない!!

もう離婚したい…。
今回は、夫婦喧嘩がすでに末期状態で離婚が頭をよぎっている方向けに、手に取っていただきたい本をご紹介します。
いくら離婚したいと思っても、経済基盤の確立や両者の話し合い、大量の手続き、新しい住まいの確保など、簡単にはいかないですよね。
そして、子どもがいる夫婦なら一番犠牲になるのは子どもです。
そもそも夫婦喧嘩の原因は、コミュニケーション不足によるすれ違いから始まります。
対話をすれば分かり合えることも、十分にできていないことでこじれてしまうのです。
夫婦喧嘩を回避して、関係を修復したい方は、ぜひご一読ください。
夫婦関係を見直すきっかけになるおすすめの本5冊

なぜ配偶者と喧嘩になるのか?
その多くは、相手に助けを求めているのに思うように助けてくれないときではないでしょうか。
(不倫・DV・ギャンブル・借金など、相手に明らかに責任があるケースを除きます。)
特に、妻は子どもが生まれると育児にかかりきりになります。
できれば夫婦で家事育児を分担したいところですが、妻がSOSを出しているつもりが夫に正しく伝わらずに、喧嘩になり、しまいにはすれ違ってしまう…。これは、仕事に悩む夫にも当てはまります。
でも、本当は夫(妻)に助けてほしいだけではないですか?
自分の言葉は、ちゃんと相手に伝わっていますか?
相手の言葉を最後まで聞かずに、自分本位の解釈をしていませんか?
こじれてしまった夫婦関係を修復するには、まずは感情的になる頭をクールダウンして必要な情報をインプットすること大切です。
以下でご紹介する5冊は、気軽に読めるエッセイから、男女脳の違いから起こるすれ違いを解説した本、心理学とコーチングの観点から夫婦関係修復を目指す本まで、夫婦関係を改善するヒントがいっぱいです。
ぜひ気になったものは手に取ってみてください。
『夫婦喧嘩は買ったらダメ。勝ったらダメ。』

- 著者:野々村友紀子
- 出版社:産業編集センター
- 発売日:2019/11/13
- 単行本(ソフトカバー):178ページ
- 価格:1,320円(税込)
お笑いコンビ「2丁拳銃」川谷修士さんの妻である野々村友紀子さんが執筆された夫婦喧嘩をテーマにしたエッセイです。
野々村さんはTV番組のコメンテーターとしてもおなじみ。はっきりした物言いながら、その言葉には愛が感じられ、不思議と納得してしまう方も多いのではないでしょうか?
野々村さんは芸人として活躍後、放送作家へ転身しました。以後は、吉本総合芸能学院(NSC)東京校の講師やアニメやゲームのシナリオ制作、本の執筆など多方面で活躍されています。
プライベートでは2人の女の子のお母さんです。
そんな野々村さんが、夫婦関係で意識して実践していることを読みやすいエッセイでつづっています。
「夫婦」は育てていくもの、
「夫婦円満」は二人が努力して初めて成り立つものである。
引用元:野々村友紀子(2019年)『夫婦喧嘩は買ったらダメ。勝ったらダメ。』産業編集センター
という言葉が胸に刺さります。
きっと野々村さん自身、夫婦喧嘩をする過程で数々の失敗を繰り返し、これではだめだと気持ちを切り替えたのですね。
夫婦関係がギスギスしている、どうしても配偶者にキツイ言葉をかけてしまう、そんな方はぜひ読んでみてください。
『だからモメる! これで解決! 男女の会話答え合わせ辞典』
- 著者:男女のすれ違い検証委員会
- 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日:2020/2/21
- 単行本(ソフトカバー): 204ページ
- 価格:1,320円(税込)
男女の言葉の捉え方の違いを、辞典形式で解説するユニークな本です。
50音順になっているので、気になるフレーズを辞書を引くように探すことができます。
- ささいなことで喧嘩をしてしまう。
- 妻が突然怒り出す理由が分からない。
- 夫の気の利かなさにうんざりする。
夫(妻)はこう言ってたけど、実はこういう意味だったのか…と知ることで、夫婦の衝突を未然に防ぐことができます。
過去に衝突してしまった内容の振り返りにも使えます。
男性と女性では脳の構造が違うため、同じ日本語を話していても翻訳が必要なのです。
『コミュニケーション・ストレス 男女のミゾを科学する』
- 著者:黒川伊保子
- 出版社:PHP研究所
- 発売日:2020/5/12
- 新書:208ページ
- 価格:990円(税込)
株式会社感性リサーチ 代表取締役社長、感性アナリスト、随筆家としての顔を持つ著者は、14年に及ぶ人工知能(AI)の研究開発実績をベースに、男女脳の違いから起こるすれ違いをテーマにしたエッセイを数多く執筆しています。
男性の「ゴール指向問題解決型」の脳と、女性の「プロセス指向共感型」脳の違いと解説し、この「感性の呪縛」を乗り越える4つの共感テクニックや知恵が具体的に提案されています。
夫婦関係のみならず、異性とのコミュニケーションがうまくいかない…とお悩みの方におすすめ。
『夫のトリセツ』
- 出版社:講談社
- 発売日:2019/10/19
- 新書:176ページ
- 価格:902円(税込)
同じく黒川伊保子さんの著書です。
40万部突破の『妻のトリセツ』の第2弾。
夫は話が通じない、思いやりがない、わかってくれない、気が利かないと不満を持つ方に一読していただきたい著書です。
男性と女性の脳の違いを解説し、気が利いて優しい夫に変える具体的な方法を提案しています。

実際に読んでみました!
女性の脳には「共感」が必要。
男性の脳は狩猟民族の名残で、近くのものを細かく認知する能力がそもそも乏しい。
これを頭に入れて男性にワンクッション置いて話しかけるとうまくいくようです。
すらすら読めるエッセイで、著者の結婚生活を踏まえた具体的な事例が出てくるので参考になります。
息子さんのお嫁さんも、著者の作品を読み込んで実践しているそうです!
『妻のトリセツ』『娘のトリセツ』『息子のトリセツ』『家族のトリセツ』と、家族全員分のトリセツシリーズが出ていますので通して読んでいただくとより理解が深まります。
番外編『まんがでわかる 妻のトリセツ』
- 出版社:講談社
- 発売日:2019/9/30
- 新書:192ページ
- 価格:1,320円(税込)
『妻のトリセツ』の漫画バージョンです。
青年誌のような絵柄なので、本を読むのが苦手な夫にも薦めやすい1冊です。
夫に読んでもらう前に、妻が自分のイライラや苦しみの原因を明らかにするのも役立つでしょう。
『夫婦の愛が一生冷めない5つのレッスン』
- 著者:佐藤英郎
- 出版社:アチーブメント出版
- 発売日: 2020/10/19
- 単行本:144ページ
- 価格:1,540円(税込)
こちらは、選択理論心理学とコーチングの知見から夫婦関係を改善する方法を解説した本です。
コーチングの世界で最高タイトル 国際コーチ連盟「マスター認定コーチ」である佐藤英郎さんが、選択理論心理学をベースに、よりよい夫婦関係を築く方法を5つのレッスン方式で解説しています。
心理学を扱う専門的な内容ながら、かわいいイラストと「あるある」エピソードで分かりやすく頭に入っていきます。
選択理論心理学とは、人間の行動は自分の選択にあると考える理論です。
夫婦喧嘩の原因を相手にあると決めつけず、相手を受け入れることで夫婦関係はもちろん人間関係そのものが好転していくきっかけとなるでしょう。
まとめ:夫婦喧嘩を繰り返さないために頭の中を整理する
今回は、夫婦喧嘩を解決するヒントになる本5冊をご紹介しました。
夫婦喧嘩がどうしても収まらない、子どもの前でこれ以上不仲を見せたくないならもう離婚しかない…。喧嘩の最中は、どうしても感情的になって退路を塞がれた気持ちになってしまいます。
大切なのは、相手を受け入れ、尊重する気持ちです。
人間はただ年齢を重ねれば、立派な人間として成熟するものではありません。
いくつになっても失敗してつまずいたらなら、一度立ち止まって原因を考え、解決策を模索する。
今回ご紹介した5冊を通して、ご自身なりに解決の糸口が見つかれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
※記載内容は記事執筆時のものになります。価格や内容は変更している場合がありますのでご了承ください。