非常用トイレをたくさん買うと高い!凝固剤と防臭袋で安く揃えるコツ

防災グッズ
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今回は、大規模災害で必要になる非常用トイレをできるだけ安くそろえる選び方と、おすすめグッズをご紹介します。

非常用トイレと言えば、携帯トイレや簡易トイレを購入するのが一般的ですが、推奨される「家族の人数分×7日分」を揃えるとなると1万円以上の出費になることがほとんど。

そこで今回は、簡易トイレグッズを個別に購入することでコストを抑えると同時に、トイレの消臭対策もあわせておこなえるグッズをピックアップしました。

防災グッズを一気にそろえるのが難しい方、できるだけ費用を抑えたい方は、ぜひチェックしてみてください。

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災害時のトイレ対策にはお金がかかる

male and female signage on wall
Photo by Tim Mossholder on Pexels.com

ニュースで災害のニュースを見るたびに心配になるのが、停電・断水時にトイレをどうするかですよね。

非常用トイレには、下記の通り場面に応じたさまざまな商品が販売されています。

非常用トイレのおもな種類
  • 携帯トイレ
    1回分の凝固剤が受け口付きの袋に入ったもの。
    防臭袋が付属している。
    防災リュック・防災ポーチの定番だが、トイレポンチョのようなものがあっても立ってうまく排泄するのは難しい。
  • 非常用トイレ
    既設トイレの便器を利用して使う。
    1回分の袋、凝固剤、防臭袋がセットになったもの。
    普段のトイレスタイルでできるので排泄はしやすい。
  • ポータブルトイレ
    便器が使えないときの簡易トイレ。
    上記非常用トイレの1回分をセットして使う。
    介護でも使われているが、場所を取る。

携帯トイレは100円ショップにもありますし、便器に被せる非常用トイレも数回分備えるなら大した金額にはならないのですが、一般的に推奨される

家族のトイレ回数(5回)×7日分

だと、たとえば3人家族だと、105回分の非常用トイレが必要になります。

ということで、一般的な非常用トイレの100回分を探してみると、

簡易トレイ 非常用トイレ 防臭抗菌トイレ50回分×2(100回分)セット 手袋付

こちらが楽天市場で税込10,000円前後。

15年保存【BR-1000Ag ヤシ殻活性炭抗菌非常用トイレ業務用 100回汚物袋付き

抗菌作用がある銀を配合しているこちらの非常用トイレは11,000円前後。

必要なものとはいえいつ使うか分からないものだからちょっと高く感じる…。

そこでおすすめなのが、

  • 防臭袋と凝固剤を別々に買う
  • 1回分の防臭袋をまとめる45リットルゴミ袋(黒)は100均で買う

やり方です。

おすすめは、凝固剤と防臭袋の個別買い

toilet signage beside green leaf
Photo by Hafidz Alifuddin on Pexels.com

非常時のトイレで重要なのは、

排泄物をあとで可燃ごみで処分できるように凝固剤で固めて、防臭袋で可能な限り臭いを閉じ込めておくこと。

なので、10~30回分のセットを購入したら、そのあとは【凝固剤】と【防臭袋】を個別で買い足すのがリーズナブルです。

ここで注意したいのは、

凝固剤を新聞紙、防臭袋を100均の消臭袋などで代用してさらにコストを抑えようとすると、

排泄物のごみがかさばったり、臭いがもれてしまったりすることです。

新聞紙は災害時にマルチに使えるアイテムではありますが、ちぎって丸めるとかさばるデメリットがあります。

多少の消臭効果は期待できますが、あったらマシ程度でしょう。

100均の消臭袋も、普通のビニール袋よりはもちろん防臭効果がありますが、人間の排泄物が日々溜まっていくことを想定するとやや頼りない面は否めません。

ただでさえ家や家財が壊れ、日常生活がままならなくなっていくなかで担保したいのは、人間の生理現象であるトイレを少しでもストレスなく済ませること。

なので、凝固剤と防臭袋がマストだと言えます。

ということで、おすすめなのが凝固剤とBOS防臭袋の個別買いです。

コジット 緊急用トイレ 凝固剤 500g (50回分)

コジットの緊急用トイレ凝固剤は、500gで50回分使えます。

付属の専用スプーンで1回分の凝固剤をすくって尿に振りかけると、高分子吸水樹脂(高吸水性ポリマー)が固まります。

量が足りないときは量で調整することもできますし、50回分で1,600円前後とリーズナブル。
(Amazonで2024年1月現在。価格変動あり)

水分を固める性質を活かして、嘔吐処理袋にも転用できますね。

簡易トイレ 凝固剤 100回分

個包装の凝固剤がいいという方は、こちらの簡易トイレ凝固剤100回分がおすすめ。

1袋で約600ccの水分を固めることができます。

保存期間は10年です。

臭いをもらさない消臭効果もあるとありますが、下記の消臭グッズをあわせて使うのがベターでしょう。

個包装なので開封後の湿気対策を考える必要はなく、BOS防臭袋と組み合わせてエチケット袋を作ることもできます。

100包入りで3,000円前後でした。
(Amazonで2024年1月現在。価格変動あり)

我が家も買ってみました。

個包装になっているので、各防災リュックと、嘔吐処理用に分けました。

この凝固剤は嘔吐処理にさっそく使いました。

1回分ずつ使えるので使い勝手がいいですね。

関連 ノロ・胃腸炎の嘔吐処理を楽にする使い捨てサニタリー・水切り袋を紹介

ちなみに、簡易トイレの凝固剤は基本的にはおしっこを固めるものですが、大きいほうの場合はどう使ったらいいのか、こちらのサイトの検証が参考になりました。

ポイントは、水分に凝固剤をかけるようにして包み込むこと。

【BOS公式SHOP★驚異の 防臭袋 BOS (ボス)】 ストライプパッケージ ★(LLサイズ)60枚入

防臭袋は、驚異の防臭袋BOS(ボス)一択。

BOSは医療用の便収容袋を開発してきた会社が作っているので、いろいろな消臭袋を試すなら最初からBOS一択だと考えています。

BOS公式SHOPの非常用トイレの商品ページを見ると、防臭袋はLLサイズをおすすめしています。

大人用おむつが2、3枚入るサイズで、便器に広げ、排泄物に触れないように余裕をもって縛るためには大きめサイズが良いですね。

防臭袋の色は、便器に被せるゴミ袋も含めて黒がおすすめです。

60枚入りで1,490円(税込)でした。
(楽天市場で2024年1月現在。価格変動あり)

  • コジットの緊急用トイレ凝固剤50回分×2=3,000円前後
  • BOS防臭袋LLサイズ60枚入り×2=3,000円前後

で、6,000円ぐらいで3人家族1週間分を賄える計算になりますね。

子ども用にBOS防臭袋のサイズを小さくするなどの調整も可能です。

防災グッズを一気にそろえると出費がかさむので、セール時などに買っておくといいでしょう。

非常用トイレセットに入っている便器に被せる袋は、100均で黒の45リットルゴミ袋を買えば代用できます。

使い捨て手袋も100均で余分に買い置きしておきましょう。

換気扇がないとこもる臭いの消臭対策も必須

brown bread on white ceramic plate
Photo by Polina Kovaleva on Pexels.com

凝固剤・防臭袋で非常用トイレを備えたところでさらに必要なのが、屋内で排泄をしたときと、排泄物を溜めるときの消臭対策です。

停電中は換気扇が回せない、空気清浄機も稼働できないので臭い問題はすぐにやってきます。

我が家は過去に台風による停電があり、非常用トイレを使ったことがありましたが、夏場だったこともあり空気がこもってかなり厳しかった覚えがあります。

家族とはいえ、トイレのたびに臭いと思われるのも嫌ですよね…。

ということで必要なのが、トイレの消臭グッズです。

我が家は下記を揃えましたが、どれも500円以下でリーズナブルでした。

花王|Kao Resesh(リセッシュ)リセッシュ 除菌EX 消臭ストロング さわやかなハーブの香り 本体 370ml

リセッシュのなかでも、「尿臭」「便臭」に効果がある消臭ストロングです。

排泄をして凝固剤で固めたあと、袋を縛る前にかけたり、トイレ内にかけたりしたいと思います。

トイレのスッキーリ! Sukki-ri! 置き型 消臭芳香剤 無香料 400ml

アース製薬の消臭芳香剤は無香料なのがポイント。

最後の1滴まで消臭効果が続くので、普段からトイレに置いています。

リアル店舗ではあまり見かけないので、通販で買っています。

掃除に使う重曹や、粉末洗剤を振りかけても効果があります。

無印良品 ポリプロピレン頑丈収納ボックス

非常用トイレで毎日出る排泄物のごみは、可能な限り屋外で保管しておきたいですよね。

そんなときに役立つのが無印良品のポリプロピレン頑丈収納ボックスのようなフタがカチッとしまる収納ボックスです。

ポリプロピレン頑丈収納ボックスに限らず、フタつきのゴミ箱でもいいと思います。

非常用トイレを少量から買いたい方は、BOSのセット商品を買えば間違いなしです。

まとめ:トイレ問題はランニングコストも考えて準備

今回は、非常用トイレをできるだけ安くそろえるグッズをご紹介しました。

まとめ
  • 初めての非常用トイレセットは10~30回分からがおすすめ。
  • 非常用トイレで重要なのは、あとで可燃ごみで処分できるように水分を固めておくこと。
  • 1回ごとに排泄物の臭いを閉じ込めること。
  • 最低2点をクリアするには凝固剤と、BOS防臭袋がおすすめ。
  • 凝固剤と防臭袋を個別にそろえることで、嘔吐処理袋も作りやすい。
内容は個人の感想になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
※記載内容は記事執筆時のものになります。
価格や内容は変更している場合がありますのでご了承ください。
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