『おうち性教育はじめます』は読みやすいエッセイ漫画で長く役立つ

幼児教育・知育教材
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※2021年2月6日最終更新。

  • 育児雑誌で”家庭での性教育は3歳から”って読んだけど、そんなに早く始めるの?
  • 性教育って言っても何からどう始めたらいいの?
  • 子どもが性犯罪の被害者・加害者にならないためにはどうしたらいいの?

この記事は、性教育に関するこんなお悩みを解決します。

実は、この記事で紹介する『おうち性教育はじめます 一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方』(以下『おうち性教育はじめます』)を読めば、3~10歳のわが子にどんな性教育をしたらよいか、具体的に分かります。

なぜなら、性教育の専門家である村瀬幸浩先生と世の中の難しいことを分かりやすく伝えるエッセイ漫画を数多く執筆されてきたフクチ マミさんがタッグを組んだ最新の本だからです。

この記事で分かること
  • 『おうち性教育はじめます』を読んだまとめ
  • 本著を子育て世代に強くおすすめする理由4つ
    ①親世代の性認識は間違っていることが多い。
    ②思春期になる前から日常的に性教育をすることが大事。
    ③子どもに伝えるには親の学びから。
    ④子どもに説明するときに役立つ資料が豊富。

この記事を読めば、わが子の性教育に関するモヤモヤが少しずつ晴れていきますよ!

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『おうち性教育はじめます』を読んだまとめ

まずは、『おうち性教育はじめます』を一通り読んだレビューです。

  • 買って良かった!
  • 性教育は、子どもが幸せになるための必須科目。
  • 少なくとも思春期までは手元に置いていつでも見れるようにしよう!

ということで、子育て世代のお父さん、お母さんに強くおすすめしたい充実した内容でした。

専門的な内容を掘り下げながらも、フクチ マミさんのイラストは読みやすく分かりやすいです。

1時間程度でさらっと読めるので、通勤時間や育児の合間にも無理なく読み進められます。

  • 男の子、女の子あるあるの性に関する悩みと専門家の回答
  • 性自認・性的指向

など、ニュースでなんとなくは知っているけど子どもには説明しにくい最新の話題まで包括的に取り扱っています。

性教育といえば、男女の身体の違いや望まない妊娠・性感染症を防ぐにはどうしたらいいかをイメージしがちですが、それはほんの一部。

むしろ、生殖に関することを学ぶ以前に知っておきたい内容があるのです。

『おうち性教育はじめます』が子育て世代に必携の理由4つ

以下で、『おうち性教育はじめます』が子育て世代に必携の理由4つをまとめました。

ポイントは、教える側の認識のアップデートと事前勉強・練習です。

親世代の性教育に関する知識・認識は間違っていることが多い

『おうち性教育はじめます』によると、私たち親世代は自分たちの親から正しい性教育を受けてこなかった世代です。

3~10歳までの親といっても年齢の幅がありますが、筆者(アラフォー)の場合、少なくとも直接親から細かく教わった記憶はなかったように思います。

ただし、幼児の頃に『赤ちゃんはどこから来るの?』的な絵本は読んだ記憶があります。

小学校高学年になると女子だけ集められて生理の話があって、中高生の保健体育の授業では妊娠・出産のビデオを観ました。

インターネットやスマホは普及していなかったので、中学生以降の情報源は雑誌やテレビ、友達など。

不確かな噂話もたくさんあったでしょう。

そして、この本にあるように性の話題は「恥ずかしい」「汚い」「家族の前では絶対に言えない」まま成長しました。

そんな自分が子どもに果たして正しい性教育ができるのか?

答えはノーです。

なんだか恥ずかしくて汚れたものを、言いにくそうに伝えてしまうことが目に見えています。

したがって、まず親側の性に関する歪んだ認識を修正しなければなりません。

『おうち性教育はじめます』では、まずなぜ正しい性教育が子どもに必要なのかを学びます。

なぜ幼いうちから性教育を始めるのか。

それは自分を大切にするためです。

幼児期から日常生活で子どもに伝えることが効果的

一般的に性教育は、第二次性徴がはじまる小学校高学年に学校で教わるものだと考えられています。

しかしながら、現在の性教育が取り扱うカテゴリーは非常に多岐に渡っています。

学校で教える男女の生殖器の構造や精通、月経のこと以外にも学ぶべきことがたくさんあるのです。

その第一歩が、本著で述べられている「プライベートパーツ」です。

プライベートパーツとは、口・胸・性器・おしりの4つを指します。

プライベートパーツは親であっても触らない・触らせない。

自分だけが大切に扱うゾーンで、それは身の回りことが自立してくる3歳ぐらいから十分教えることができます。

むしろ10歳ぐらいになっていきなり「プライベートパーツが…」と言い出すのは不自然ですし、子どもも素直に聞いてくれないことが多いでしょう。

学校で学ぶ前に、まず毎日接している親から正しい知識を繰り返し教えることが重要になります。

子どもに説明する心構えや下準備ができる

幼児期から性教育が必要だと分かっても、認識が間違っている親が正しく性について子どもに伝えるのは困難です。

なので、親のほうが事前に正しい知識を学び、実際に子どもに伝えるセリフを口に出して練習する必要があります。

『おうち性教育はじめます』では、性に関する質疑応答の具体例がたくさん載っているので、非常に参考になります。

読んだときは理解したつもりでも、いざ伝えるとなるとうまくできないことが予想されるので、繰り返しこの本を読み返して練習することをおすすめします。

母子(父子)家庭など、異性の親がいないパターンもありますよ。

子どもに説明するときに役立つ資料が充実

『おうち性教育はじめます』には漫画の合間に14のコラムがあり、これも子どもに説明する際に役立ちそうです。

  • 月経のしくみ
  • 赤ちゃんはどう育つ?
  • 性に関する相談先一覧

など、イラストを見せながら説明すると子どもも理解しやすいですし、年齢が上がって万一トラブルに巻き込まれた際の対処法なども参考になります。

また、性自認・性的指向等に関しては、アラフォー世代には完全になじみのない分野です。
(アラフォー以降の世代には偏見も根強いですよね…)

価値観の変化を再認識し、子どもの心に寄り添う心構えをしておきたいです。

まとめ:性教育は自己肯定感につながる重要な要素

今回は、『おうち性教育はじめます 一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方』を読んだレビューと子育て世代におすすめする4つの理由をまとめました。

結論としては、子どもが幼児のうちにこの本に出会って良かったです。

なぜなら、自分が発するなにげない言葉が知らず知らずに子どもを傷つけ、ひいては自己肯定感を低くする可能性があることを実感したからです。

学校や園任せにせず、親主体で性教育をする重要性を実感しました。

親が性に関してどう認識しているかで子どもに掛ける言葉も変わってくると思いますので、ぜひ繰り返し読んでおきたい1冊です。

内容は個人の感想になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
※記載内容は記事執筆時のものになります。
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