※2021年8月14日、駄菓子屋のお買い物体験を追記しました。
31年あった平成も終わり、令和になって早3年…。
現在子育て中のお父さん、お母さんが子ども時代にはすでになくなりかけていた「駄菓子屋」を、現代の我が子にも体験してもらいたいと思い、駄菓子屋の雰囲気が味わえるお店を探してみました。
Eテレで放映中の人気アニメ『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』では、毎回紅子がすすめる不思議な駄菓子が出てくるので、駄菓子屋自体の存在は知っています。
今回ご紹介するお店は「駄菓子屋風」ですが、当時の子どもたちの生活が垣間見れる社会科見学としてとらえてみると面白いです。
横浜市内で昭和レトロが味わえる駄菓子屋

今回は、横浜市内のテーマパークやショッピングモール内にある駄菓子屋3つをご紹介します。
新横浜ラーメン博物館内 駄菓子屋「夕焼け商店」
1994年にオープンした「新横浜ラーメン博物館」は、全国初のラーメンのアミューズメントパーク。
館内の内装は、昭和レトロの雰囲気を忠実に再現しています。
ご当地ラーメンを食べるのはもちろん、平成・令和生まれが知らない昭和の街並みを体感するのにもってこいです。
なかでも、昭和の子どもの社交場だった駄菓子屋を忠実に再現した「夕焼け商店」は一見の価値あり。
祖父母・父母世代は昔を思い出して懐かしみ、子ども世代は新鮮な気持ちで駄菓子屋を体感することができます。
定番の駄菓子のほか、おはじき、ベーゴマ、ビー玉、メンコなど、などの昔ながらのおもちゃも売っていますよ。
- 営業時間:11:00〜20:00
- 入場料:
大人380円
小中高生・60歳以上100円
小学生未満は無料

おかしのまちおか トレッサ横浜店
大型ショッピングモール「トレッサ横浜」内にあるお菓子専門専門店です。
常時お菓子のセールをしているのでよく行かれる方も多いと思いますが、駄菓子も結構充実しています。
本当は以前あった駄菓子屋に行きたかったのですが、閉店していたのでおかしのまちおかで駄菓子屋体験をしてみました。
子どもに200円とお財布を持たせるとワクワクしながら駄菓子を選び、自分でレジでお金を払ってご満悦。
買った駄菓子はこちらです。

いまの駄菓子は10円のものがほとんどないので、予算100円だと1,2個しか買えません。
時折親も確認しながら、予算内に収めることができました!
自分で選んでレジで払う体験がとても楽しかったようで、「また駄菓子屋行きたい!」と言っていました。
ハイカラ横丁 横浜店
みなとみらいのショッピングモール「ワールドポーターズ」内にある駄菓子屋です。
昭和30年代の日本イメージした店内では、昔懐かしい駄菓子やおもちゃ、駄菓子屋のゲーム機が並んでいます。
駄菓子屋で学べる知育体験

昭和生まれの子どもの生活を知る
現代ではほとんど見かけなくなった駄菓子屋で買い物をすることで、当時の子どもたちがどんな生活を送っていたのかを想像することができます。
例えば、

- お小遣いを数十円もらって子どもだけで駄菓子屋に行く。
- 自分で買える範囲のお菓子やおもちゃを吟味して買う。
- 時々悪さをして店のおばちゃんに怒られる。
- 子どもが集まっているので、そのまま遊びに出かける…など。
駄菓子屋は、社会性を身につける貴重な場所でもあったんですね。
暗算しながらお買い物
最近は、子どもを取り巻く危険な事件が増えているので、なかなか子どもだけで買い物に行くのは難しいですよね。
乳幼児~小学校中学年ぐらいまでは買い物は親と一緒、キャッシュレス決済がメイン。
なので、
「予算がいくらで、これとこれを買ったら●円だから間に合う、足りないからこれは買わない」
「半額セールだといくらかな?」
「70%オフだといくらお得なんだろう」など、頭の中で考えながら買い物をする機会がほとんどありません。
昔は日常的にしていた暗算は、子どもの算数教育にも役に立っていたんですね。
駄菓子屋風のお店ではありますが、ひとりで安全にお買い物体験をすることでさまざまなメリットがあります。
幼児であれば数字に親しむことができ、低学年であれば自分で計算して買い物をする経験ができます。
おうちで駄菓子屋さんごっこ
コロナ禍で外出が難しいときは、おうちでできる駄菓子屋さんごっこもおすすめ。
10円~40円の駄菓子が50個入っていて、プライスタグ・看板・塗り絵が付いています。
昔の日本の暮らしに興味を持ったら…
駄菓子屋体験を楽しみ、昔の日本の暮らしに興味を持ったら、江戸東京たてもの園で実物を見るのもおすすめ。
広大な敷地内では江戸東京の歴史的建造物が復元されていて、当時の街並みや人々の生活をリアルに感じることができます。
2021年7月現在、事前予約制です。
東ゾーンに建つ #看板建築は、関東大震災後の東京に数多く建てられた商店です。建物前面を銅板やタイルなどで覆い耐火性を高めるとともに、自由で個性的なデザインが特徴です。外観の印象とは異なり、建物内部は和風の造りです。季節の変化に合わせ、建具の一部を夏仕様に替えました。#たてもの園 pic.twitter.com/biIJGqdfJF
— 江戸東京たてもの園 (@tatemono1) June 29, 2021
まとめ:商売の縮図:駄菓子屋でプチ社会勉強
今回は、気軽に昭和レトロ体験ができる横浜市内の駄菓子屋(風の店)3つをご紹介しました。
本物の駄菓子屋はまだ健在であるなら行ってみたいですが、今の子どもにはちょっとハードルが高いので、「駄菓子屋風」で味わうぐらいがちょうどいいかもしれません。
大人もノスタルジックな気分を味わえること間違いなしなので、プチ社会科見学としてぜひ駄菓子屋に行ってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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